■緑内障(りょくないしょう)
眼圧が高くなると、眼球内で圧力の逃げるところが視神経の場所だけなので、
そこが徐々に損傷を受ける病気。
正常眼圧でもその人その人で眼圧の正常値すなわち視神経が損傷を受けない眼圧値が違うので
主治医を信頼して通院することが非常に大切です。
緑内障と先生に診断されると
”治療不可能ではないか”
”失明するのではないか”
と思われがちですが、決してそうではありません。
現在は大変良い目薬が出ていますし、
薬品会社も力を入れているところですので
更に良い目薬が出てきます。
あきらめてはいけません。
あきらめて目薬をやめて、通院しなくなると悪くなるのです。
主治医を信頼して、目薬をさしていれば
視野狭窄の進行は止められますし、失明することはありません。
■急性緑内障
加齢・遠視等の原因により、前房水の出口である前房隅角が徐々に狭くなり、
ある日突然に隅角が完全閉塞して房水が溜まり、眼圧が急上昇し、
放置すると失明の可能性が出る病気。
隅角が完全閉塞する前はほとんど症状がないので眼科医の指摘により、
レーザーによる予防治療が行われる。
レーザー治療は虹彩周辺部に穴を開けることによって、
前房水(VOL)>後房水(VOL)の状態を作り、隅角を広げ閉塞の可能性をなくします。
■ものもらい
まぶたにある脂の出口が、脂が固くなることにより、途中でつまってしまい、
そこが化膿して痛みを伴う状態。
”もう片方の目にもうつりますか?”と気になりますが、
”ものもらい”という言葉は
昔の人は、ものもらいになった時は栄養状態が悪い時になると考え、
隣家にごちそうになりに行くと(ものをもらいに行くと)治るということから
使われるようです。よってうつることはありません。
体調・栄養状態に気をつければ、かかりにくいことが覗われます。
■加齢乱視
年齢とともに(40才台以降)徐々に角膜が変形し、乱視が強くなること。
乱視は像が横に重なるので、眼精疲労の原因になったり、
程度が強いと日常生活に支障をきたすこともある。
治療は眼鏡または乱視用コンタクトレンズをうまく使うか、
乱視の矯正手術を行う。
■視神経乳頭部陥凹
視神経が眼底に出てくる所を乳頭部と言います。
乳頭部に陥凹が正常でも存在しますが、
正常よりも大きいと緑内障が疑われ、
眼科医の客観的判断により、視野検査が勧められる。
精密な視野検査で視神経の機能低下を調べることになりますが、
視野が正常のことも少なくありません。
■乳頭コーヌス
近視の変化として眼球の前後軸が伸びると、眼底上視神経乳頭の周囲の網膜が引き伸ばされ薄くなる。
その結果網膜の外側にある脈絡膜や強膜が透見され、三ヶ月状の形をとる。
コーヌス自体は病的なものではない。
ごくまれであるが、そこの網膜に穴があいて網膜剥離が起きることがある。
■涙点プラグ
涙の出口である涙点を塞ぐために、プラグ状の涙点プラグを挿入することにより、涙を眼球の表面に貯めて
ドライアイの症状を緩和させることができる。現在は保険適用できます。
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